
戦争・詩的想像力・倫理
編著者 | 伊達直之、 堀真理子、佐藤亨、外岡尚美 |
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刊行年月日 | 2016年3月30日 |
出版社 | 水声社 |
価 格 | 3,500円 |
プロジェクト名 | 現代詩・演劇と戦争・紛争・災害──癒しの倫理と表現の探求 |
所属研究部 | 人文科学研究部 |
目 次 |
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紹介文 | 本書は欧米の演劇作品から、20~21世紀の戦争がおこした戦中・戦後のトラウマ的状況にあって、困難と抑圧の状況に向き合う姿勢、
その乗り越えを描いてきた著名な作品や試みを選びだした上で、その作品の意義を「癒し」への希求とこれを統御する「倫理」の視点から問い直したものである。 「癒し」とこれを巡るさまざまの立場からの「倫理」的正しさの判断は、時に激しく相克し暴力的な緊張関係にも発展する。 20世紀の前半から21世紀の初頭までを4つの時期に分けて俯瞰しつつ、時代と国々の個別のコンテクストを精読して得られた知見は、戦争やテロの困難な暴力的現実に対峙する、 現代の我々の判断と行動にも大きな示唆を与えると考える。 |